COLUMN

お悔やみの言葉で、気をつけたい表現

2026.09.30

訃報を受けたとき、何か声をかけたいと思っても、どんな言葉を選べばいいのか迷うものです。お悔やみの場には、昔から避けたほうがよいとされる言葉がいくつかあります。ここでは、その代表的なものと、言い換えの例を紹介します。形式を完璧に守ることより、相手を気づかう気持ちが伝わることが大切ですが、知っておくと安心して言葉を選べます。

重ね言葉

「重ね重ね」「たびたび」「くれぐれも」「ますます」「いよいよ」のように、同じ言葉を重ねる表現は、不幸が重なることを連想させるとして避けられます。

続くことを連想させる言葉

「再び」「続いて」「追って」「次々」なども、不幸が続くことを連想させるため、お悔やみの文面では使わないようにします。

直接的な表現

「死亡」「死去」「生きていたころ」といった直接的な言葉は、「ご逝去」「お亡くなりになる」「ご生前」などに言い換えます。「急死」は「突然のこと」「急なこと」のように表現します。

宗教による違い

「ご冥福をお祈りします」「成仏」「供養」は仏教の言葉で、キリスト教や神道の場合にはふさわしくないとされます。相手の宗教が分からないときは、「心よりお悔やみ申し上げます」「安らかなお眠りをお祈りいたします」のように、宗教を問わず使える表現を選ぶと安心です。浄土真宗では「ご冥福」を使わないとされることもあります。

死因を尋ねない

亡くなった理由や、そのときの様子を尋ねるのは控えます。遺族にとってはつらいことを思い出させる質問になります。相手から話してくれたときに、静かに聞くくらいで十分です。

メールで送るときは

本来、お悔やみは弔問や手紙で伝えるものとされてきましたが、親しい間柄や仕事の関係では、メールで伝えることも一般的になっています。メールの場合は、時候の挨拶は省き、件名で「お悔やみ申し上げます(〇〇より)」のように差出人が分かるようにします。返信の気遣いをさせないよう、「ご返信には及びません」と添えるのも心配りのひとつです。

短くても、気持ちは伝わる

お悔やみの言葉は、長く書くほど丁寧というものではありません。「突然のことで、言葉が見つかりません」「どうかご無理をなさらないでください」といった短い一言でも、相手を思う気持ちは十分に伝わります。迷ったときは、飾らない言葉を選んでください。

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